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24話 お休みのキスと、メイドの夢見る瞳

مؤلف: みみっく
last update تاريخ النشر: 2025-10-09 06:00:40

「俺は部屋に戻って休むから」

「はい。お疲れ様でした」

「あ。ミリアにお休みのキスをしておこうかな……」

ちゅ♡

 俺はそう言って、寝ているミリアの頬に軽くキスをした。その瞬間、メイドさんが羨ましそうにこちらを見ていた。彼女の青く透き通った瞳が、夢見るようにキラキラと輝いている。

「羨ましいです……私も彼氏に、そんな事をされたいですね」

 へぇ~彼氏が居るんだ? 幼馴染の人とでも付き合ってるのかな? 職場で恋愛とか?

「へぇ~……彼氏いるんだ?」

 俺は素直に尋ねた。

「え? おりませんけれど……?」

 メイドは小首を傾げ、少し驚いたような顔をした。あれ? 居る雰囲気を出してたじゃん。

「メイドさんは忙しいからね……出会いも無さそうだし」

 俺は同情するように言った。

「そうなんですよ! ううぅ……寂しいです」

 メイドは肩を落としてため息をついた。その表情には、深い共感が滲んでいた。

「彼氏が出来たら退職でしょ?」

「そうなんですよね……」

 メイドは力なく頷いた。その声には、少しの諦めと、それでも抗えない現実が混じっていた。

「皆、住み込みなんでしょ?」

「はい。そうです……三食付きなので、とても助かっておりますし。両親へお金も少し渡せてますし、自分の貯蓄も貯まりますから」

 彼女の声には、今の生活への感謝が込められていた。

「そっか~頑張ってね」

「はい。有難う御座います」

 部屋に戻ると、俺もベッドに横になると、すぐに深い眠りに落ちた。

♢昨夜の反省とミリアのご機嫌

 翌朝、ベッドの中で身を起こすと、昨夜の出来事が鮮明に脳裏に蘇った。うわぁ。昨日の俺は、随分とテンションが高かったな……思い出すだけで、頬が熱くなるような恥ずかしさが込み上げる。ミリアや使用人さん達をからかい過ぎたのは明らかで、リビングに行く足取りが重い。

 深々と反省しながら、重い扉を開けてリビングへ足を踏み入れると、ミリアはいつもの席で、優雅にカップを傾けていた。琥珀色のお茶が、陽光を受けてきらめいている。ふと、目が合うと、彼女は満面の笑みを綻ばせて、朝の挨拶をしてきた。その声は、鳥のさえずりのように軽やかだ。

「おはようございます。ユウヤ様♡」

 ミリアの青く透き通ったキラキラした瞳は、朝日に照らされて一層輝いている。その輝きは、まるで小さな宝石のようだ。ん?ものすごくご機嫌じゃないか?何か良いことでもあったのだろうか?

「おはよ~何か良いことでもあったの?」

「え?いえ……あの……昨日の夜に、わたくしが寝てしまった後にベッドに運んでくださったとお聞きしまして……」

 ミリアが頬を朱に染め、恥ずかしそうに、そして期待に満ちた眼差しで俺をちらちらと見つめながら話しだした。その視線は、初々しい乙女の甘酸っぱい感情を物語っている。

「あぁ~ミリア、膝枕して頭を撫でてたら、そのまま寝ちゃったんだよね」

「は、はい……有難うございました。それに……お休みのキスをしてくださったと……♡」

 ミリアはさらに顔を赤くし、小声で問いかける。その声は、喜びと恥じらいが混じり合い、震えているように聞こえた。彼女の心臓が、微かに高鳴っているのが伝わってくるようだ。

「いつもお世話になってるし、感謝の気持ちも込めてキスをしちゃったけど……嫌だった?」

「嫌じゃないです! 嬉しいですわ……むしろ、うれしく……」

 ミリアは満面の笑みで、力強く首を横に振った。その表情は、心底喜んでいるのがありありと見て取れる。まるで花が咲いたように、その場がパッと明るくなった気がした。だが、言葉の終わりの方では顔を真っ赤にさせ声が小さくなっていた。

「良かった。あぁ~もうネグリジェじゃないんだ? 可愛かったのに~」

 俺は少し残念そうに呟いた。昨日見た、淡いピンク色のネグリジェ姿が脳裏をよぎる。

「え? もう朝ですし、人が来ますわ……他人にお見せする格好ではないですし……」

 ミリアは慌てたように言った。その頬はさらに赤く染まり、視線が泳いでいる。

「あ、そうだね。あの姿は……他の人に見せたくないなぁ」

「は、はい♪ 当然……ユウヤ様以外の方には絶対に見せませんわっ♡」

 ミリアは力強く頷いた。その瞳には、強い独占欲のような光が宿っている。俺の婚約者であるミリアの可愛いパジャマ姿は、他の人に見られたくないよな、と改めて思った。

♢新店舗の規模と事業拡大の構想

 そういえば、昨日話していた新しいお店はどうなったんだ?

「そうだ、店は、まだ決まらないのかな?」

「先程に連絡がありましたわ」

 ミリアはにこやかに答えた。その声には、どこか嬉しそうな響きがある。

「店の用意が出来たのか?」

「はい。準備が出来たそうですよ」

 ミリアは笑顔で答えた。その笑顔は、朝の光に溶け込むようだ。

「それなら朝食を食べたら一緒に行く?屋敷で待ってる?」

「勿論、一緒に行きますわ」

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